油圧ショベル装着式CHVシリーズ
特長
- CHVは桁下施工用バイブロハンマで、クローラ式専用ベースマシンに装着して、空頭制限のある狭隘地で自由度の高い打込み・引抜きを行うCHV工法に適用できる。
- ベースマシンの最大ダンプ高さやバイブロハンマ本体の高さに制約なく適用杭長を設定でき、桁下や架線下などの制限高さ内でほぼ作業有効高さに等しい長さの杭の施工が可能である。
- 専用ベースマシンに装着することにより、桁下での狭隘地、上施工、樹木下、河川内施工、段差地などでの機動性と施工性に優れる。
- 圧入機では施工が困難なH 形鋼杭も容易に施工できる。
- 高周波微振動の採用により、地盤振動を低く抑えることが可能で低振動施工に適用できる。
- CHVシリーズは、国土交通省の超低騒音型建設機械の認定を受け、低公害型建設機械として施工が可能である。
- バイブロハンマの振動力と油圧ショベルのブーム・アームの押圧力を併せた非常に高い打込み能力を有する。
構造
- ベースマシンに機械質量21ton~37ton級の油圧ショベルを使用し、振り子を回転させる油圧モータの動力は、油圧ショベル本体の圧油を駆動源としている。
- 油圧ショベルのアーム先端に、専用エクステンションアームを装着したCHVを取付ける。
- エクステンションアーム内に、バイブロハンマの油圧制御機器を内蔵して、軽量化とショベル配管改造工事の簡素化を図っている。
- 杭を把持した状態で、左右90度の旋回が可能であり、鋼矢板継手部の嵌合を容易に行うことができる。
- センターホールチャッキング方式の採用により、低重心で、杭を任意の位置でのチャッキングが可能であり、振動力を効率よく杭に伝達することにより、杭のバックリングを抑えた高能力での施工が可能である。