根入れ式鋼板セル工法

バイブロハンマ連動システムによる急連施工

技術情報

特長

根入れ式鋼板セル工法とは、あらかじめ一体化されたセルを海底の地盤中に直接打ち込んでいく工法です。数台のバイブロハンマを同調運転させ、強力な振動エネルギーを均等にセルに伝える連動システムの開発により、困難だとされていた一体セルの打込を可能にしました。従来の鋼板セル工法が抱えていた数々の問題点を一挙に解決した工法です。
  1. 急速加工が可能
    一体化して現地に運搬、一気に打設する為海上作業時間が大幅に短縮されました。
  2. 大深水工事への対応が可能
    鋼板の板厚を自由に選ぶ事ができますので、20m以上の水深の構造物にも十分対応可能に。
  3. 耐震性に優れる
    地震動を剛と柔の構造体により吸収し、さらに根入れ部によって滑動抵抗が増大し、地震への安定性に優れています。
  4. 止水性が優れる
    鋼板セルは溶接による一体構造となっているため止水性に極めて優れています。

※参考資料:根入れ式鋼板セル協会カタログ

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施工実績

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バイブロハンマ
機種 VM2-25000AⅡ×15台連動
定格出力 150kW×15台
チャック装置 45台
起重機船 3000Tフローティング船
鋼板セル外径 25 m
鋼板セル長 32 m
併用工法 ウォータージェット14台

写真

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